〔調査研究テーマ例 (1)〕 ぬけがらからセミの生息生態を調べる
教科書p.289 〜 292
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【指導目標】 セミの成虫は移動性があり,本来生息していない場所で見つかることもある。セミの分布を調べるために,ぬけがらを調査し,その地域にどんな種類のセミがどんな密度で生息(発生)しているのかをまとめる。 【準備上の留意点】 (1) まず,調査地点を決める。調査地点には,セミが集まる適当な樹木が存在することが必要条件である。学校内か,近くの公園などで適当な大きさ(4 〜 9m2 の調査枠)を分担して受けもち,調査するとよい。あまり大きな区域は,継続調査が困難になるので注意を要する。 (2) この調査では,各調査地点の周辺の環境(田畑か,森林か,住宅地か等)も大きな影響を及ぼすので,事前にどのような地域なのか環境の変遷も含めて調査しておく。 【方法上の留意点】 (1) 調査は真夏に実施されるので,熱中症等も含めて身の安全に十分注意して行う必要がある。 (2) セミのぬけがらは採集したものをそのまま袋などに入れていると,足や触角などが本体から離れてしまい,後でセミの同定が難しくなることがあるので,現場で,すばやくセミを見分けてぬけがらを分類し,別々に分けて持ち帰るのがよい。 【結果例】 大阪南部においては,ニイニイゼミ,アブラゼミ,クマゼミ,ヒグラシ,ツクツクボウシ,ミンミンゼミの順にぬけがらが採取された。ニイニイゼミは7 月上旬より3 週間,アブラゼミとクマゼミは7 月中旬より6 週間,他3 種は8 月上旬〜中旬より2 〜 3 週間出現した。
上記の結果は,種類の区別だけで,雌雄の区別をしないでまとめているが,実際の動物では雌雄で行動パターンが異なる場合が多いので,雌雄を区別してまとめるのが望ましい。 |

